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工夫茶の本場広東ですが、現代らしいアレンジティーについての記録も少し。
汕頭の騎楼リノベホテルにて。
CHALI(茶里)のお茶は、ポップなパッケージデザインのティーバック再加工茶をいただいたことがあったので知っていたのですが、ホテルにあったので調べてみることにしました。
2013年に広州で設立されたブランドとのことで、とくにティーバックで有名。産地は四川雅安、杭州新昌、福建安渓、福建福鼎、雲南普洱、雲南鳳慶、安徽黄山だそうです。扇のロゴが良いですね。こちらはホテルに合わせた落ち着いたデザインでした。
葡萄の香りを添加した烏龍茶のティーバッグと菊花プーアル。烏龍茶の方は、甘い香りが添加されていてジュースみたいで何のお茶かは分かりませんでしたが、もう一つはフレイバードではなく、ちゃんとプーアル熟茶+菊花でした。
小公園内の、騎楼喫茶店では鴨屎香美式なるものを発見。
ぱっと見は珈琲ですが。美式はアメリカンコーヒーの意で、鴨屎香とは広東烏龍の鳳凰単叢茶の1種です。珈琲+烏龍茶!?と興味本位でこわごわ注文してみました。
色はしっかり珈琲色だけど、カップを寄せるとお茶の香りも確かにする。意外にも余韻は圧倒的にお茶。飲むと珈琲とお茶がどちらも感じられて、全然一体化してはないのですが。後味には茶葉の渋みが感じられます。凄く濃い目に出した単叢茶と深煎り珈琲のお湯割りあたりをミックスしているのかな。
珈琲専門店が御当地ならではの商品を考えられたのですね。
汕頭駅の霸王茶姬CHAGEEのスタンドでは、白云红尘を。大紅袍ミルクティーとのこと。
雲南出身の若手起業家の方が2017年に創業された、ミルクティーを中心としたアレンジティーショップとのこと。意外と男性の方にもとても人気で、スタバみたいな使われ方。
どこでもQRコードでスマホ注文、便利です。
パッケージデザインがとても美しく、持ち帰り用のバッグまで凝っているのに無料なのは、嬉しいですね。しっかり焙煎の烏龍茶ミルクティーで、新幹線でエッグタルトと美味しくいただきました。こちらは通常で微糖。無糖かさらに加糖するかがチョイス可能でした。
そのほか、広州では陳文鼎の六堡茶黒糖タピオカミルクティーもいただいてみました。
こちらは広西チワン族自治区の黒茶、六堡茶がベースです。さすが南国広東でも、12月となると肌寒い日もあり、露天の骨董市散策に暖かなミルクティーがぴったりでした。
こういったテイクアウト専門のお茶屋さんは大抵奥まで見渡せる店構えで、いずれも衛生管理が行き届いているなと感心いたしました。
経済が厳しくなり贈答品のお茶の買い控えやそもそものお茶離れが進むと、茶農家さんはしんどくなってしまう。もちろん良い茶葉はそのまままっすぐ味わうのが一番だけれど、新しい付加価値を付けることで単価を上げ、かつ、若い人々からの需要を獲得しているのなら、こんな自由な新しい楽しみ方も有りだなぁ、としみじみ感じた旅でした。
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