中国の建築2・・広州騎楼・租界建築・西関大屋・・

建築を巡る2025冬。

今回の渡航では、元々興味のあった建築を中心に巡ってみました。広東と言えば、足元がアーケードになっている「騎楼」の立ち並ぶ旧市街地が、異国情緒に溢れ印象的。国旗はためく騎楼群が見所の恩寧路は、観光地としても賑わっています。
広州騎楼群が洋風文化を取り入れた中華様式だとしたら、アヘン戦争後の租界地、沙面では、イギリスとフランスの影響色濃い西洋建築を楽しむことができます。

いつも人気なのは洋館スターバックスです。ハリーポッターとのコラボ中で人だかりが出来ていました。今回は比較的新しく開業したという、もとフランス銀行跡カフェも覗いてみました。奥は暗く使用されていない部分もあり、カフェというよりはロビー感がありましたが見事な建築ですね。写真撮影はNGでした。

清代、唯一海外へむけて開港していた広州。貿易の要であった海関(税関)は博物館になっているので、港町として栄えた広州の歴史とともに参観が可能。美しい設計図も見ることができました。
商いの街として栄えた西関エリアでは、騎楼の他、西関大屋と呼ばれる広州商人の住まいを見学することができます。
一番大きなメインルームには銅銭文を象った排水溝が!(日本では七宝文とよばれるこの文様が好きなもので見つけると嬉しくなります←こちらへの思いはABOUT KISENDOに記しております)これは水を財と見なし外ではなく内に取込む広東ならではのスタイル。派手な装飾は妬みを買ったり泥棒に入られたりするとうことで、とくに門構えは堅牢かつ質素。堅実にお金を回し商いを続ける広州商人の気質をよく表していますね。この辺りは汕頭の商人、華僑の華やかな建築と大きく異なるところ。
広州と同様港町として栄えた汕頭にも騎楼がありますが、意匠だけでなく建築のもつ意味、文化的背景等が大きく異なり調べるほどに興味深く、汕頭への小旅行を急遽決行したのでした。(・・・そちらは次の記事で)