石製回頭猫茶枕左⑥

手彫りの玉の文鎮を、茶枕としてご紹介します。

素朴で可愛らしいお顔の猫で、右に振り向いているものと、左に振り向いているものを、一つずつ入手しました。古代、漢の時代の金属製の文鎮に、虎や瑞獣が振り向くものがあり、これに倣って作られたものです。右に振り向くものは邪気を払い、左に振り向くものは財を招く言われます。

猫は穀物を守るため、富と長寿を表すということで、特に宋の時代に文人の間で好まれたのだとか。香箱座りの両腕の間には穴が開いていて中国結びなどの吉祥アイテムをさらに結び付けることも出来るようになっていますよ。

手彫りのものでそれぞれ1点ものです。もう少し瑞獣感の強いお顔のものがある中で、この手の猫のお顔はとても可愛いらしいんです。色の出方は石によってひとつひとつ異なり、錆猫ちゃん、三毛猫ちゃん、と来て、今回は茶虎のような雰囲気のものが合わせて手に入りました。茶枕はもちろんお守りとしても。気に入っていただける方とのご縁がありましたら、うれしく思います。

いずれも瑪瑙とのことでしたが、当方石の鑑定眼はございませんので一般的な石としてのご紹介です。

サイズ：3.5cm × 2.3㎝ / 高さ：2.6㎝

状態：古物（スレはあるものの綺麗な状態です。)

※こちらは古物ですので、写真や下記の状態をお確かめの上、ご質問がございましたら、お問い合わせフォームよりお尋ねください。