白蝶貝山茶花茶枕②四方

昨年の夏の販売でどうしてもご紹介したかった茶枕と同様の、白蝶貝（マザーオブパール）の工芸品です。清代に西洋との貿易を請け負っていた広州十三行と呼ばれる商人たちが、東インド会社からの依頼を受け製作したもの。元はカードゲームを行う際のカジノチップです。輸出用なので、デッドストックとして残存するものには限りがあり、出会うとつい手に入れたくなる美しい工芸品です。時代とともに英文字や西洋風デザインが刻まれるようになっていったようで、中国ならではの模様のものと出会えると胸高なります。

今回は開運、成功、繁栄を表す「花開富貴」の模様。山茶花の花が刻まれています。それほど緻密な彫りではなく、素朴なところも良い味を出していますね。手仕事に要する時間によってお値段は変わりますので、小さくて彫りのシンプルな今回のお品は、昨年の大きく細やかな紋様の茶枕よりも、手ごろなお値段でのご紹介が可能となりました。

両面同じ模様です。恐れ入りますが、こちらで選ばせていただきお届けいたします。

サイズ：1.9㎝~2.3 ㎝　×　3.2㎝

状態：古物

※こちらは古物ですので、写真や下記の状態をお確かめの上、ご質問がございましたら、お問い合わせフォームよりお尋ねください。