銅製福字茶枕

中国の工芸の中で、陶磁器や木工と同じくらい好きなのが金工のもの。陶磁器の絵付け同様、金工の彫りも、緻密で精巧なものより、少し緩めでとぼけた雰囲気があるものに心惹かれます。とは言え、茶道具に見立てることが出来る形状のものは多くはないので、仕入れの際に見送ることもしばしばですが、今回は茶枕としてご紹介できそうな銅細工の古物を、いつくか入手することができました。

民国期、このようなの金工の飾りや貝の彫りのものを貼って装飾を施した木製宝石箱が、富裕層の間では好まれていたようです。

とても綺麗な状態で保存されていたもので、このまま壁飾りにしてもいいのですが、茶枕と見立てることで、日々のお茶時間に招福の吉祥アイテムを身近に取り入れていただけたらなと思い、ご紹介することにいたしました。

サイズ：5㎝　×　3.7㎝

状態：古物

※こちらは古物ですので、写真や下記の状態をお確かめの上、ご質問がございましたら、お問い合わせフォームよりお尋ねください。