青花花籠蝙蝠文皿

※再販予定あり

分厚い胎に青みのある釉がぽってりとかけられています。全体に貫入も見られ、趣があります。大胆に描かれた花籠の周りには吉祥文の蝙蝠が取り囲みます。花籠文も他の文様同様、海を渡り日本へ西洋へ。その土地の人々の趣向に合わせそれぞれ変化していきました。こちらは、そういった海を渡った花籠文や、それまでの細やかに描かれていた磁器の花籠文とは異なり、おおらかさが魅力。生活雑器として庶民の間で使用されてきたのでしょう。絵師さんの感性が素晴らしいですね。絵画のように飾って眺めたいひと皿です。

中央はまぁるく膨らみ、リム部分はすっと立ち上がっていて、立体的に盛り付けられるようになっています。膨らみゆえ茶壷や蓋碗を乗せる壷承にはなりませんので、ご注意ください。

直径：13.5㎝　高さ：2.4㎝（三カ所穴があります）

状態：古物

※こちらは古物ですので、写真や下記の状態をお確かめの上、ご質問がございましたら、お問い合わせフォームよりお尋ねください。